動画読了時間 1 分

AI動画でクレイアニメ風に: カクカクした動き、指の跡、フェルトのセット

動画モデルからストップモーションらしさを引き出すコツ。カクカクした動き、粘土に残る指の跡、フェルトと段ボールのセット、なめらかにしない大きな動き。

粘土に親指の跡がついたフェルトの丘の上に、短い腕をした小さくて丸い粘土の生き物がいて、後ろには厚紙の月、前にはライムグリーンとインディゴの小さなスタジオライト2つと三脚に載ったカメラがある

動画モデルに「クレイアニメ」を頼むと、喜んで粘土を出してくれます。つやつやで丸く、きれいにライティングされた粘土が、車のCMに出てくるおもちゃのように画面を滑っていきます。ところが最初の一回でなかなか出てこないのが、ストップモーションをストップモーションらしく見せるものです。かすかなカクつき、頬に残った指紋、どう見てもフェルトでできたフェルトの丘。動画モデルは動きをなめらかにするよう学習しているので、結局なめらかさに戻ってしまうのです。

この記事は、手作りの雰囲気が失われるパターンと、それを保つために何を書くか、何を見せるかをまとめたものです。テキストだけでも静止画からでも使えますが、静止画から始めるほうが確実です。

あの見た目はどこから来るのか

本物のストップモーションは写真の山です。アニメーターが人形を数ミリ動かし、1コマ撮り、また動かします。そこから三つの特徴が生まれ、三つすべてが必要です。

  • カクカクした動き。 それぞれのポーズが一瞬保たれるので、動きは滑らかに流れるのではなく小さなジャンプでやってきます。各ポーズを2コマずつ撮ることを、アニメーターは「2コマ打ち」と呼びます。
  • 手の跡を覚えている表面。 指の跡、ヘラの跡、2色の粘土を押し合わせた継ぎ目、そしてコマとコマの間で粘土がずれて生じる「ボイル」と呼ばれるかすかなゆらめき。
  • 手に取れそうなセット。 フェルトの草、段ボールの家、綿の雲、針金に付けた紙の月。実際のスケールが小さいので光はすぐに落ち、被写界深度は浅くなります。

失われる要素1: 動きがなめらかすぎる

これが最大の問題です。動きがどう感じられるべきかをアニメーターの言葉で書き、それから同じことを平易な言葉でもう一度書きます。モデルが片方の表現は知っていても、もう片方は知らないことがあるからです。動きは大きく、数は少なく。首を回す、跳ねる、腕を上げる、といった具合です。長い歩きのサイクルは、モデルにすべてを一つのなめらかな滑りに溶かし込ませる誘いになります。

プロンプト
ストップモーションアニメーション、2コマ打ちで撮影、各ポーズを一瞬止めるカクカクした段階的な動き。小さな丸い粘土の生き物がフェルトの丘の上を2回跳ね、跳ねる合間に止まる。粘土に見える指の跡、コマ間でわずかに揺らぐ表面。段ボールの木、綿の雲、紙の月。小さなセット、暖かいタングステン光、浅い被写界深度、固定カメラ。
「2コマ打ちで撮影」と「カクカクした段階的な動き」は、わざと同じことを二度言っています。

反対方向に引っぱる言葉は避けましょう。「流れるような」「シームレスな」「映画的なスローモーション」「なめらかなトラッキングショット」などです。カメラを動かしたいなら動きを小さくし、カメラもカクカクと動くと書くか、固定してください。固定カメラの書き方はカメラワークのガイドにあります。Vidu Q3 や PixVerse V6 のようなテキストから動画を作るモデルは、見た目を決める前に短いドラフトで言い回しを試すのに向いています。

失われる要素2: 粘土がプラスチックになる

アニメーションさせながら人形を考え出すモデルは、きれいな人形を考え出しがちです。対策は、まず人形を静止画として作り、欲しい不完全さをすべてその絵に入れておくことです。Nano Banana 2.1 のような画像モデルなら、説得力のある卓上セットを描けます。マットな粘土、はっきりした指の跡、少しでこぼこした縁、工作材料でできたセットを頼みましょう。そうすれば動画モデルは、すでに見えているものを動かすだけで済みます。

プロンプト
卓上に組まれた手作りのストップモーション用セットの写真: 短い腕とビーズの目が二つあるオレンジ色の丸い粘土の生き物が、緑のフェルトの丘に立っている。指の跡とヘラの跡がはっきり残るマットな粘土。背景には段ボールを切り抜いた木と、細い針金に付けた紙の月。セット内の照明による暖かい光、小さなスケール、浅い被写界深度。文字なし。
「セットの写真」と書くと、モデルは3Dレンダーではなく本物のミニチュアのほうへ寄っていきます。

次にその静止画を Vidu Q3 画像から動画 のような画像から動画を作るモデルに渡し、動きだけを書きます。上で使ったカクカクを表す言葉、大きな動作を一つか二つ、そしてセットには手を触れないという指示です。場面をもう一度説明すると、描き直しを招くだけです。

失われる要素3: セットが溶ける

フェルトや段ボールは細かい質感で、細かい質感はモデルが動かすと真っ先に揺らぎ始めます。セットにはじっとしているよう頼みましょう。「フェルトの丘、段ボールの木、月は動かない」。動くのは人形と、せいぜい小道具一つだけにします。人形に少しボイルがあれば手作りらしく見えますが、セット全体がボイルすると壊れたレンダーに見えます。

それでもクリップがなめらかになってしまうとき

粘土とフェルトは正しく出たのに、それでも滑ってしまうことがあります。打てる手はあと二つです。動作を減らし、カクカクを表す言葉を強めて再生成するか、クリップはそのままにして自分でカクつかせるかです。フレームレートを下げたりフレームを保持したりできる動画編集アプリなら、数秒で滑りをカクつきに変えられ、あとは粘土の見た目がやってくれます。速さの言葉とコマ送りの言葉がなぜ別物なのかは、テンポを表す言葉の記事で説明しています。

ここで Ineveo ができないこと

スタジオがレンダリングするのは静止画とクリップです。独自のフレームレート設定も編集機能もないので、完成したクリップをカクつかせる作業は別のアプリで行います。「2コマ打ち」に必ず従うモデルはありません。よく従うものもあれば、めったに従わないものもあり、確かめるには安いドラフトを試すしかありません。すべての動画モデルとその入力はカタログに載っています。

よくある質問

AI動画モデルでストップモーション風の見た目を出すには?

2コマ打ちで撮影したカクカクした動きのストップモーションを頼み、大きな動作を一つか二つ挙げ、指の跡のあるマットな粘土と、フェルトと段ボールのセットを描写します。静止画から始めると質感が保たれます。

AIで作ったクレイアニメがなめらかな3Dアニメに見えるのはなぜ?

動画モデルはなめらかな動きときれいな表面に寄りがちです。「流れるような」「映画的な」といった言葉を外し、カクカクした動きを表す言葉を加え、指の跡がすでに見える静止画を画像から動画を作るモデルに渡しましょう。

レンダリング後にAIクリップをもっとカクカクさせられますか?

はい。どの動画編集アプリでも、フレームレートを下げるかフレームを保持すれば、なめらかな滑りがストップモーションらしいカクつきに変わります。クリップにすでに粘土とフェルトの見た目があるとき、いちばん効果的です。

#動画#スタイル#ストップモーション